※所属部署・役職など、記事の内容は取材時点のものです
スパイダープラスを知ったきっかけは、何だったのでしょうか?
私も平野さんも実は、取締役の川合さんから声をかけていただいたことがきっかけで、スパイダープラスを知ったんですよ。
川合さんは、私が大学時代に所属していたラクロス部のOBで信頼を置いている先輩でした。ある時「今役員を務めている会社でとても面白い事業をやっているんだけど、興味はないか?」とお誘いがあって。そこで初めてスパイダープラスの存在を知りました。
最終的にスパイダープラス入社を決めた理由は何でしたか?
私の場合は、「建設という人生で全く関わったことのない分野で、しかも年間70兆円という大きな市場に対して新たなチャレンジができる」という点が入社を決断した大きな理由です。
実は他にもオファーをいただいた会社が複数あって、条件的にはさらに良い会社もあったのですが(笑)、その中でもスパイダープラスは、事業成長のポテンシャルは非常に高いものの、まだまだ未整備な部分があり、やるべきことが多くて純粋に面白そうだと感じたのもポイントでした。
様々な分野でSaaS型のTech企業が増えてきていますが、スパイダープラスの独自性は何だと思いますか?
スパイダープラスは、建設業からスタートして、今も自社で施工事業をやっています。この業界の理解度が高いことが、他社が追随できないプロダクト作りにつながっていて、アドバンテージになっている。同じようなサービスを作ろうにも、建設業の下地があるとないとではできるものが全く違ってくるはずです。
建設マーケットの中で、スパイダープラスはどのようなポジションにあると考えていますか?
そうですね。スパイダープラスの場合、すでに業界内で一定のポジションを築いているので、競合を意識する状況ではないかもしれません。他に建設業向け業務改善プロダクトを作っている企業は何社かありますが、ポジショニングが異なっていますからね。
他社との比較で物事を考えるのではなく、あくまでもユーザーを見てプロダクトの品質を追求し続けることが、スパイダープラスの事業成長にとって重要だと感じています。
「建設Tech」分野の魅力はどこにあると思いますか?
私は長年ゲーム業界に携わってきて、エンタメを作ること自体はすごく面白かったんです。ただ、建設業に関わることで得られる手応えは「社会を変えている実感」という点でこれまでに経験したことがないものだと思っています。
調査によると、国内で建設業に従事する人の数は500万人。日本で2番目に大きい産業で、社会にとって必要不可欠な業界です。しかし、人材不足が恒常化していて、デジタル化が進んでいない。現場からは「働き方を変えたい」「業務効率をあげたい」と望む声が高まっている。
だからこそ、この課題を解決できる『SPIDERPLUS』には、とてつもなく大きなチャンスがあります。建設業界のデジタル化を進め、現場の生産性を上げることは「人々の生活を良くしていくこと」に直結していますし、社会貢献性の高い事業をしている、という実感が得られる喜びは想像以上に大きいですね。